INTERVIEW

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大野学
50代

鳶・土工基幹技能者

この道21年の大ベテランが語る、長く頑張っていける秘訣

技能者・受賞歴
平成5年入社 鳶・土工基幹技能者、平成25年 山口マイスターとび職種認定、平成23年度 技能検定成績優秀者県知事表彰
ズバリこの仕事を長く続けられるポイントは?
とにかくまずは、ガムシャラに仕事を覚えること。安全第一の作業だから、自分を守ることも当然、自分のミスが仲間を巻き込む可能性もあるので、入社当初の指導は厳しいし最初は先輩に怒られる。自分から仕事を早く吸収しようと心から思えば、先輩から注意を受けることもないので仕事はどんどん楽しくなるし、当然怒られる必要はないですし、給料も増え、現場も任せられるようになる。仕事が覚えられなければ、上司に怒られ続け、仕事が面白くなくなり辞めてしまうという結果に。仕事を早く覚えることが、出来るか出来ないかがポイントなのです。
仕事を覚えることで回りの見方はかわる
実際、私の場合19歳くらいの時に免許を取って、もうそれからずっと現場に出ています。今と昔の仕事の規模は当然違いますけど、小さな現場くらいだったら、下請けのスタッフさん連れて19・20歳位のころからやってますからね。それはもう若いから現場に行ったら年上のスタッフになめられます。回りはみんな年上ですが、若い自分が現場を仕切る立場でしたから、一緒に連れてる年輩のスタッフさんが責任者かと、お客さんにも間違われるくらいです。なめられないためにどうしかたというと、仕事でカバーするしかない。仕事の質で、誰よりも頑張ることで年上のスタッフに認めてもらうしかないですからね。その一心で「仕事を覚えること」積極的に頑張りました。
21年間で大変だった記憶に残る仕事は?
今までこの仕事で経験してきて、一番大変だったことは…。それこそ最近携わった現場で、1日のうちの1~3時間しかその現場の作業が出来ないという仕事があって、ものすごいスピードが求められる内容でした。在来線の上に道路が通っているのですけど、その橋の足場を組む仕事です。通行止めをしている僅かな時間、とにかく時間がない超短時間の作業。夜間深夜の作業で、飛び飛びの時間を合計して1日3時間程しかないんですよ。その1回1時間位の時間で作業をすすめないといけないとにかく時間がなくて苦労した。それを職長として、期間は2ヶ月間かかりましたが事故なくきれいに安全に完了出来たことですね。その短時間で集中してやらなければならいないので、スタッフにも安全第一で相当な気合もかけたし、効率よく作業が出来るように待機時間に出来る段取り準備は進めておいて「一気にやるぞ」と作業を行いました。今までの仕事の中で一番大変でしたが、今までの経験と段取りの良さで乗り越えれた。そうそう誰もが同じ行程で出来ることではないので、満足度も高かったです。